自分で車検を通す際に注意しなければならないこと

車検に出す

日本でハーレーに乗るには、当然のことながら日本の保安基準を満たしていなければなりません。これを検査するのがいわゆる車検ですが、ハーレーの所有者の中には多額の出費を避ける目的で、あえて業者に代行を依頼せずに自分で車検を通す人も少なくありません。

自分でハーレーを車検場に持ち込む場合に注意しなければならないことはたくさんあり、把握しないままだと何度も車検を受け直す羽目になってしまいます。

例えば、点検整備記録簿をつくる際には不具合が無いかどうかの確認はもちろん、取り付けられているランプがすべて正常に点灯するかどうかや、ホーンがきちんと鳴り響くかどうか、ライトの光軸が合っているかなどをきちんとチェックしましょう!
特に光軸は、ハーレーに限らずバイクのユーザー車検においてよく起こる失敗の一つなので、何度検査を受けても指摘されるようであれば、点検と整備だけを業者に代行してもらうと良いです。

また、我々が日常で言う車検は正式には継続検査という定期的に受ける検査を指しますが、カスタマイズしたハーレーを運転する場合は構造等変更検査という別の区分の検査を受ける必要があります。
この検査では、書類による事前審査を通過できなければ、運輸支局か検査登録事務所での車両検査に移ることができません。

カスタマイズした部分の詳細がわかる書類が必要となる分、用意しなければならない書類は継続検査のときより多くなり、また新しい車検証を受け取るまでの期間も長くなるので、検査以外のスケジュールも考慮して計画的に手続きをすすめましょう。